ラミネート加工物に穴を開ける時のコツ~その2~

前回、ラミネート加工物に開ける時のコツという記事を書いたのですが、今回はその続きです。

 

ラミネート加工物を金網や手すりに掲示する時に、穴を開けて針金や紐などでしばって固定することがあります。

この穴を開ける時に、原稿をカットして穴にかからないようにすると耐久性があがります。

 

さて、今回はこの穴あけについていくつか事例を見つけたのでご紹介したいと思います。

まずは、ダメな例というか、原稿を避けずにそのまま穴をあけるとどうなっていくかというのをご覧ください。

 

これはとある公園にあった「バーベキュー禁止」の掲示物です。川の手すりに紐で吊るされていました。

そう、見てください。穴の周りを。

雨水がしみ込んで紙が変色していますよね。紙が黄ばんでいるので、結構な期間掲示されているのだと思いますが、広範囲に広がっていますね。この部分に印刷がないので、それほど気になりませんが、印刷されたいたとしたらインクが滲んでしまって見栄えがかなり悪くなっていたと思います。

下の穴にもしみ込みの跡が見えますが、上よりはひどくないようです。やはり水は上から下にしみ込んでいくようです。

 

そして次の画像が街路樹に固定された不動産の案内です。

これは、なんだか「お面」のような形で固定されています。

穴の周りを見て下さい。切れ込みが入っていて見事に穴を避けています。手が込んでいます。これはプロの仕業ですね。もし雨がしみ込んで黄ばんでいたり、インクが滲んでいたら印象が悪いですもんね。さすがです。

 

さて、2つの例でお分かりいただけたかと思います。

このようにラミネートに穴を開ける場合は、その部分の原稿をカットしてから穴をあけると耐久性が上がります。

ご参考にして頂けると幸いです。